オラトリオ・タングラム(タングラム使用権争奪戦)

今日は『電脳戦機バーチャロン』シリーズから
Xbox LIVEアーケード用タイトル『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラムver.5.66』のトレーラー映像をお送りいたします。

1998年3月にアーケードゲームとして稼動開始。
1対1を追求したシリーズ2作目、通称『オラタン』または『OT』。
バーチャロイドの種類も増え、機体毎の防御力の差の表現に「V-アーマー」が導入された。
動作パターンも大幅に追加され「クイックステップ」「バーティカルターン」「空中ダッシュ
「スライディング(しゃがみダッシュ)攻撃」「ダッシュ近接」などの操作が可能となり、
攻撃も左右ターボボタンの使い分けにより多彩なものとなった。またシステム基板の性能向上によってバーチャロイドのデザインにも制約が少なくなり、
エフェクトもシンプルだった『O.M.G.』に比べ派手なものになった。
初期型は、1998年3月にアーケード用のM.S.B.S.Ver.5.2として稼動開始して
翌年4月18日にジョイポリスに設置されたシミュレータ型筐体。バーチャロンスペシャルが稼動開始。
同1999年にはアーケード用にゲームバランスを調節した改良型。
M.S.B.S.Ver.5.4が稼動開始。
この時にバーチャロイド背中のV.コンバータが、
セガサターン風からドリームキャスト風のデザインへと変更された。
同年12月9日にはドリームキャスト移植作。M.S.B.S.Ver.5.45がに発売され、
翌2000年夏頃にM.S.B.S.Ver.5.66。通称『ミレニアムエディション』がアーケード用として稼動開始。
シュタインボック、10/80 SP、アファームド・ザ・コマンダーの3機とステージが追加され、
ビジュアルメモリによってVer.5.45でエディットしたオリジナルカラーのバーチャロイドやインスタントメッセージを使用できるようになった。
ちなみに、追加された3機に関してはドリームキャスト版では
対応出来ない為、雑誌の付録ソフトでエディットに対応出来る様にもなっていた。
そして、2009年4月29日に発売されたXbox 360移植作。
Xbox Live Arcadeのコンテンツとしてダウンロード販売された。
Ver.5.66をベースに、Xbox Liveによる通信対戦機能、
ハイデフ(720p)画面対応表示、全機種対応のカラーエディット機能を追加。
元々はセガの正式な事業計画にはなかったが、
後に「暴走プログラマ」と呼ばれることになる社員が自主制作という形で作り始め、
ある程度出来上がったところで発売の是非を問う形で認可された経緯を持つ。
広告・販促の予算は0円、かつ配信時点で10年以上前の作品ながら好評を博し、
2009年度の日本国内におけるXBLAダウンロードランキング第1位になった。

ストーリーは…
「ムーンゲート」の覚醒は人為的なものだった。
未完成の時空因果律制御機構「タングラム」の無理な起動は予想外の混乱を地球圏に巻き起こす。
この事実を隠蔽するための茶番劇こそO.M.G.だったのだ。
DN社の権威は失墜し、企業国家として事実上瓦解。かわって、第8プラント「フレッシュリフォー」が台頭する。
Vca2年、唯一VR保有する軍事組織だったDNAに対抗するように、同じく、VRを主戦力とするRNAが勃興する。
Vca4年、DN社瓦解後の覇権をめぐって未だ混迷する地球圏において、
特に「タングラム」の使用権を巡る騒乱がクローズアップされるようになった。
状況は、傘下に「DNA」を擁するフレッシュリフォー(リリン・プラジナー)と
RNA」擁するTSC(アンベルIV)という二大陣営の対立の構図をとるようになり、
やがて地球圏全域を巻きこむ一大戦役として「オラトリオ・タングラム」が開闢する。
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