マーズ(火星戦線)

今日は『電脳戦機バーチャロン マーズ』から
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』にも使われ、自分のブログのタイトルでもある『IN THE BLUE SKY』をお送りいたします。


2003年5月29日に家庭用向け専用にプレイステーション2で発売された
シリーズ最新作、通称『マーズ』もしくは『MARZ』。
フォースのレギュレーションをベースにして、ミッションクリア型のアクションゲームに仕立て上げている。
戦闘はほぼフォースと同じであるが、ストーリーモードでは敵2-3機を同時に相手にしたり、
軍事施設や輸送トレーラーを破壊するミッションなどもある。
ステージについても迷路ステージや地雷ステージもあったりと、家庭用機ならではの要素が追加されている。
回復アイテムや一定時間能力が上がるアイテムが追加されており、アクション性が重視される。
また従来はムック・雑誌等の資料でしか知ることができなかった背景設定が、ゲームの随所でおおまかに語られている。
『フォース』のレギュレーションに準じた通常の対戦モードも備わっており、コンピューターが操作する機体を交えての2人対戦や協力プレイも可能ではあるが、4人プレイには対応していない。
『マーズ』では初心者やアクションに自信のないプレイヤー向けのオプションとして、操作を簡略化したオート操作モードも用意されており、本作の特徴の一つとなっている。
バーチャロン』を知って間もない人や、設置数の少なかった『フォース』を
満足にプレイしていない旧来のファンなどが対象となっている。
一方でシリーズのファンからの評価は低く、2009年4月にXbox360版『オラトリオ・タングラム』の公式サイト上で行われた
アンケートでは、同作を「シリーズ4作品中で最も好きなタイトル」として挙げた回答者は少数に留まり、
第3位に大差をあけられて最下位となっている。
M.S.B.S.Ver.8.5
マーズ唯一のバージョンで、他のバージョンは発売されていない。
『マーズ』ではバーチャロンシリーズのゲーム作品では初となるストーリーモードを導入し、明確な形で登場人物が物語に関わる。
登場人物の中には書籍やドラマCDなどの関連作品に登場していた人物も含まれている。
また、一部のキャラクターは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』や『スーパーロボット大戦K』にも参戦した。

ストーリーは…
時空因果律制御機構タングラムの創設者、リリン・プラジナーも、いち早くダイモンの危険に着目していた一人だった。
だが、それがゆえに疎まれ、地球圏を追われる身となる。火星圏に潜伏した彼女は、反撃のチャンスをうかがった。
当時、火星戦線は繁栄し、アダックスの支配体制が強化される一方で、
俗に「マージナル」と呼ばれる火星圏在来勢力、軍閥組織との対立が深刻化していた。
激化する抗争は、地球圏では想定しえない大規模犯罪を生み出し、本来なら取り締まるべき立場にある国際戦争公司の対応は常に後手後手、
放置すれば火星戦線の存続さえ危ぶまれる状態となった。
プラジナーはこの機に乗じ、戦場の治安維持を標榜する強権組織「マーズ」を設立、徐々に勢力を拡大する。
タングラムを用いる全システム再フォーマットによって、ダイモンの駆逐を目論むプラジナー。
だが、相手も手をこまねいているわけではなかった。彼女の意図を察知し、火星圏にマーズを釘づけにする一方で、タングラムそのものを強奪する挙に出たのである。
追い詰められたプラジナーは、マーズから選抜した少数精鋭の戦力をもって、
極秘裏にダイモンの懐へ斬り込む特殊作戦を発動する。目的はタングラムの解放。
成功率は限りなくゼロ、誤差の範囲にとどまるささやかな希望。
勝機は個々の戦士に委ねられ、プラジナーは語りかける。
さあ、真のMARZよ
意志と機知と技とをもって
最後の決戦に臨みなさい!!