三陸襲来!第七回


どうも、チーフ747Pでございます。
武装神姫どうでしょう。『三陸襲来!』の第七回目ですが、今回は自分チーフ747Pのみでお送り致します。
というのも、4年前の2011年3月11日に起きた『東日本大震災』の被災地でもありますので
ありのまま自分の目で見て感じたことを書いていこうと思います。
多少、見てお気を悪くなってしまうのかもしれませんので
あらかじめお詫び申し上げます。

三陸襲来!第七回

2015年 4月16日(木) 午前10時50分頃 岩手県野田村 陸中野田駅

野田村は塩が盛んだったんですね。
塩釜で煮立てて製塩して、鉄を一緒に牛の背中に乗せ秋田などに運んでいたそうです。
駅を後にして、歩きながら十三式さんから被災された当時の話を聞いて
メディアの情報とは違い、正直覚悟はしていましたがそれ以上の衝撃でした。

しばらく歩くと、愛宕神社に到着。
そこでは丁度、市場がやっていました。
後に調べてみたところ、毎月16日に行われる『16日市』だそうです。
市場の人達は、皆活き活きしていて
『人というのは本当に逞しい』と思いましたし、『人の凄さ』を目の当たりにしました。

市場がやっている愛宕神社の参道をさらに奥に行くと、神社の境内がある高台に続く階段が…。
そうです。震災当時、実際に津波から避難した高台なのです。
自分はその階段を、様々なことを思いながら一歩一歩上がって行きました。

高台からの景色を見た自分は、震災当時の風景をイメージしてしまいました。
とても怖かったんだろうな…。
正直、その場に居合わせた人達はそんな言葉では言い表せないぐらい怖かったんだろうと思いました。
その地に住んでいる人にとっては、目の前で思い出すら無くなってしまうのですから
他所から来た自分はとてもやるせなくて、どこか他人事のように思っていた事にとてつもない罪悪感を感じ猛省しました。
それと同時に、自分に何が出来るのか?と思いました。
自分に出来ることなんて微々たるもので、きっと雀の涙すらありませんけど…

お参りをした後、その参道の市場にあったらぁめん屋台で昼食を取ろうとして中に入ったら
村役場の人に遭遇。
話が弾み、ひょんなことから十府ヶ浦海岸に車で連れて行ってくれることに。
実は、徒歩で行くかどうか悩んでいたところだったのです。

話によると、海岸を高い堤防で固めてその高台の上に公園を作るという計画があるそうで
自分は正直、複雑な心境でした…。
またいつ、あのような津波が来るということも考えられます。
かといって自然と人間生活の間に壁を造ってしまうのではないかという不安もあるのです。

この十府ヶ浦海岸を初めて見たとき、とてもキレイな海だと思いました。
潮の薫り、波の音、本当にキレイな海でした。
確かに防災や減災は必要だと重々承知しております。
それでも自分個人としては、この海岸を残して欲しいというのが本音です。

いかがでしたでしょうか?
被災地を間近で見て、本当にいろいろ学ばされて頂きました。
そして、被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに
自分は震災の復興を微力ながら応援しております。